教育療法とは?

教育療法では、主に軽度発達障害を持っているクライアントの学習スキル習得・向上のサポートします。しかし、障害や病気を持っていなくても、環境の変化やストレスなど様々な理由で同じような悩みをもっているクライアントが多く、障害を持っているクライアントに限らず、教育療法を必要としているクライアントすべてのサポートを行います。

教育療法を受けるのはどんな人?

特別な問題を抱えていない子供や大人でも、長い間改善されないと、心理的ストレスやトラウマ、学習能力の遅れなど深刻な問題になることがあるので、問題が小さいうちに対処することが大切です。懸念点があったら、ぜひ一度ご相談ください。

こんな悩みを抱えていませんか?
  • バイリンガルだが、ネイティブレベルで話せない
  • 学習能力にばらつきがある
  • 読むこと、書くことが苦手
  • ボキャブラリーが乏しい
  • テストになると実力が発揮できない
  • 管理するのが苦手
  • 上手く時間の計画を立てられない
  • すぐに忘れてしまう、覚えるのが苦手
  • 基本はすごくできるのに、応用ができない
  • 学校の成績は良いのに苦手分野がある
  • 何でもできるけど、人より時間がかかる
  • 落ち着きがないといわれる
  • 勉強していて集中できない
  • 物が見つからない、すぐになくす
  • なかなか覚えられない
  • 計画を立てられない
  • 読み書きするのに時間がかかる
  • 本を読んでも、内容がつかめない
  • 言いたいことが伝わらず、よく誤解される
  • スペルミスが多い
  • 学校のレベルが高いのでサポートが必要

教育療法は何歳から受けられるの?

幼稚園児~大人
*基本的には子供が対象ですが、大学生や大人でも教育療法を受けることができます。

教育療法士と家庭教師はどう違うの?

家庭教師が行う指導は、宿題の手伝いや補習授業が主になりますが、教育療法は教育学、心理学、言語学、統計学に基づき、クライアントの発達過程や生活環境などを総合的に診断した上で、一番良い個人指導プランを考え指導を行います。そのため、家庭教師は学生など特別な資格を持っていない場合でもできますが、教育療法士は特別な知識や研修が必要になります。 教育療法では、宿題やテストなどの一時的な手助けだけでなく、将来の目標や夢、家族・友達との関係向上など、全般的なサポートと生活スキルの習得を促します。そのため総合的な学習能力アップにつながりやすいといえます。

教育療法士の役割

  • 公式/非公式の知能・学力、整理整頓、時間管理スキルの診断
  • 学校、家庭などでのコミュニケーション・行動観察
  • 他の専門家による情報の総合分析
  • クライアントの家族、学校、コミュニティー、文化など周囲の心理学的・社会的環境の理解
  • クライアントの学習習慣・環境・方法の改善
  • 学校での問題、問題行動などの改善を提案、指導
  • 学習面に加え、社会面・精神面の問題の対処方法を提案、指導
  • クライアントの学習過程に関わる人達からの協力を促す